[香港 26日 ロイター] - 香港証券取引所に26日上場した中国の電子商取引大手アリババ・グループ (N:BABA) (HK:9988)は、初日の取引で公開価格を7.7%上回る189.50香港ドルで取引されている。
香港では9年ぶりの大型上場となった。同社は少なくとも113億ドルを調達。オーバーアロットメントが行われた場合、調達額は最大129億ドルに達する可能性がある。
上場式典に出席した張勇・最高経営責任者(CEO)は、香港上場までに長い時間がかかったと発言。「ありがとう香港、ありがとう香港取引所。あなた方の過去数年の改革により5年前にできなかったことを実現できた」と述べた。
アリババは当初、香港上場を希望していたが、ガバナンス(企業統治)構造が特殊で、香港当局の認可を得られず、2014年にニューヨークに上場した経緯がある。
香港では19日のニューヨーク市場終値を2.9%下回る1株176香港ドルで株式を公開した。