[上海/深セン 9日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]は9日、独自開発した基本ソフト(OS)「ハーモニー」について、来年、搭載製品を増やし、国内外への普及促進を目指す方針を示した。
ただ現時点では、スマートフォン、タブレット、コンピューターに搭載する計画はないという。広報担当が明らかにした。
この計画については、政府系の深セン特区報が最初に報じた。
同社は8月にハーモニーを発表。同社の「スマートスクリ-ン」(コネクテッド・テレビ)に初めて搭載された。
同社は米国で輸出規制の対象となっており、グーグルのOS「アンドロイド」に代えてハーモニーを利用する可能性もあるが、スマートフォンについては、アンドロイドの利用を継続し、スマートウオッチ、スピーカー、仮想現実(VR)端末などに段階的にハーモニーを搭載する方針を示していた。
深セン特区報によると、同社幹部は深センで開いたイベントで、スマートフォンには引き続きアンドロイドを利用する方針を改めて示した。