[20日 ロイター] - アルファベット (O:GOOGL)のスンダー・ピチャイ新最高経営責任者(CEO)は今後3年間、2億4000万ドル相当の株式報酬を受け取る。これは、同社幹部に提示された報酬額で過去最高となる。規制当局への届け出で明らかになった。
また、2020年からの年俸は200万ドル。一方、ラリー・ペイジ氏が昨年アルファベットCEOとして受け取った給与は1ドル。
企業幹部の報酬を調査するEquilarのマーケティングマネジャー、アミット・バティッシュ氏によると、ピチャイ氏の報酬は、ティム・クック氏がアップルCEO職に就いた時の3億7600万ドルよりは少ない。
米アルファベットは、今月初旬にラリー・ペイジ最高経営責任者(CEO)が退任し、傘下グーグルのスンダー・ピチャイCEOが後任に就任すると発表した。ペイジ氏とともにグーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏もアルファベットのプレジデントを退任する。プレジデント職には後任を充てない。ペイジ、ブリン両氏は取締役にはとどまる。
ピチャイ氏が2015年にグーグルのCEOに就任した際の年俸は65万2500ドルだった。翌年の報酬は、それまでのアルファベット幹部の中で最高となる1億9900万ドルの株式報酬により、大幅に増えた。