[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米政権は7日からラスベガスで開催される世界最大級の年次家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に、主要閣僚を含め150人余りの政府当局者からなる大規模な代表団を派遣する。
参加するのはチャオ運輸長官、ロス商務長官、ブルイエット・エネルギー長官のほか、トランプ大統領の長女イバンカ大統領補佐官やマイケル・クラッツィオス米国最高技術責任者(CTO)など。
米政府からのCES代表団では通常、閣僚級は1人で、昨年は政府機関の閉鎖と重なったため閣僚は派遣しなかった。
今年は10日まで開かれ、航空、自動車、バッテリーなどの分野で4500社が新技術をお披露目する。ただし、ハイテク最大手は自前のイベント開催を優先し、CES参加を見送るのが一般的でもある。
トランプ政権は国内雇用の拡大策としてハイテク技術の向上促進を重視し、ドローン、無人走行車などの分野で規制緩和に努めようとしている。
一方で、司法省や連邦取引委員会(FTC)はフェイスブック (O:FB)、アルファベット (O:GOOGL)、アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)、アップル (O:AAPL)などハイテク大手による反トラスト法の違反の有無を調査中だ。