[7日 ロイター] - ソニー (T:6758)は7日(米国時間6日)、自動運転技術を備えた電気自動車(EV)の試作車を発表した。米ラスベガスでの家電IT見本市(CES)に先立ち現地で披露したもので、画像センサーやAI技術などで安全性を高めた。日本の複数のメディアによると、2020年度に公道での走行実験を目指しており、現時点で市販や量産の予定はない。
<次のメガトレンドはモビリティー>
試作車では車内外に計33のセンサーを搭載し、人や物体の検知・認識能力を高めたほか、シートに内蔵したスピーカーで音楽を楽しむなど、車内を「新たなエンターテインメントスペース」(吉田憲一郎社長)にすることも追求した。吉田社長は「過去10年のメガトレンドはモバイル(携帯電話)だったが、次はモビリティーだ」などと述べた。
技術開発では、カナダのマグナインターナショナル (TO:MG)、米クアルコム (O:QCOM)、独ボッシュ (ROBG.UL)などが協力しているという。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20200107T060420+0000