[7日 ロイター] - 米フェイスブック (O:FB)は6日、ディープフェイク(人工知能など高度な合成技術を用いて作られる本物そっくりの偽動画)を同社のサイトから削除する方針を示した。今年の米大統領選を控え、偽情報の拡散を防ぐことが狙い。
「パロディーや風刺のほか、省略や言葉の順序を変えるためだけに編集された動画は削除の対象にならない」としている。
同社は昨年、民主党のペロシ下院議長の講演をろれつが回っていないよう加工した偽動画の削除を拒否していた。
パロディーかどうかをどのように見分けるのか、ペロシ議長の動画が削除対象になるのかは不明。
フェイスブックは、コンテンツ・ポリシーを巡って、民主・共和両党から批判を浴びている。民主党は同社が政治広告の事実確認を拒否していると非難。共和党は保守的な見解が差別的に扱われていると訴えているが、同社は共和党の主張を否定している。