[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ米大統領は14日、犯罪者が所持していた「iPhone」のロック解除に米アップル (O:AAPL)が協力していないとして同社を批判した。
前日にはウィリアム・バー米司法長官が、2019年に起きた米海軍施設での銃撃事件で、死亡した実行犯が所持していたiPhoneのロックを解除して捜査に協力するようアップルに求めたが、同社が応じていないと明らかにしていた。
トランプ氏はツイッターに「われわれは貿易やその他多くのことで常にアップルを支援しているが、アップルは殺人犯やドラッグディーラー、他の暴力的犯罪要素のある事に使われた携帯電話の解除を拒んでいる」と指摘し「アップルは進んで物事に取り組み、偉大なわれわれの国を助けるべきだ。今すぐだ!」と投稿した。
アップルやフェイスブック (O:FB)などのハイテク企業は、個人情報の保護を巡って、以前にも当局と対立している。
アップルは、パスワードで暗号化されてiPhone内に保存されているデータにアクセスするには、特殊なツールを開発する必要があると主張。ただ、クラウド上のストレージサーバーに保存されているデータを法執行機関に提出することは可能であり、提出しているとの見解を示している。
アップルはトランプ氏のツイートに対するコメントは出していない。
*内容を追加しました。
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