[サンフランシスコ 16日 ロイター] - 米アプリ開発企業4社は16日、デベロッパーによるプラットフォームへのアクセスを不当に取り消し、競合の台頭を阻止しようとしたとして、フェイスブック (O:FB)を反競争的行為で提訴した。
米カリフォルニア州の連邦地裁に提出された訴状によると、4社は集団訴訟としての扱いを求め、損害賠償を要求している。賠償請求額は示されていない。
原告側の弁護士は「モバイルアプリによって自社の存続に関わる脅威に直面したフェイスブックは、実力で競うことができたにもかかわらず、実際には強い立場を利用して意図的に競争を排除する道を選んだ」と述べた。
フェイスブックは、同社のユーザーデータへのアクセスを基盤に事業を築いてきた小規模アプリ開発企業との間で争いが増えている。フェイスブックはすでに2012年に、一部のアプリによるアクセスを遮断していた。
フェイスブックは今回の提訴について、現時点でロイターの取材に応じていない。