[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が、国内の第5世代移動通信システム(5G)構築に中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]を参画させるかどうかを巡り、3月の欧州連合(EU)首脳会議後まで決定を遅らせるよう保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の議員らに要請したと、関係筋が20日明らかにした。
メルケル首相は5G構築に厳しいセキュリティ基準を設けることを支持しているものの、特定企業の排除には反対を唱えている。
関係筋によると、メルケル首相はファーウェイの5G参画を巡る問題はEUの連携が重要と確信している。また、CDU・CSU内の溝を埋めることもできずにいるという。
メルケル首相はまた、ドイツが今年下期にEU議長国を務める際、EU中国の首脳会談を開催を計画している。