[台北 5日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業 (TW:2317)は来週、中国の工場の操業を「段階的に」再開することを目指している。ただ、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、フル稼働状態に戻るには少なくとも1週間から2週間かかる可能性がある。関係筋が5日、明らかにした。
同社は米アップル (O:AAPL)などにスマートフォンを供給している。
関係筋によると、鴻海は工場がある地域の地方政府に操業再開の申請を行った。ウイルス対策として当局がさまざまな形で市民の移動を制限しているため、フル稼働状態に戻るのは2月末になるという。
工場の稼働停止は同社の2020年の業績に打撃となる見通しだが、財務的にどの程度の影響になるのかは評価中だという。
鴻海からのコメントは得られていない。