[6日 ロイター] - 米携帯電話大手TモバイルUS (O:TMUS)が6日発表した第4・四半期決算は、売上高と利益がアナリスト予想を上回った。ネットフリックス (O:NFLX)との組み合わせサービスも含め、月額プランの新規契約者数が増えた。
第4・四半期の月額プランの新規契約者数は100万人で、調査会社ファクトセットのアナリスト予想と一致した。
純利益は7億5100万ドルと、前年同期の6億4000万ドルから増加した。特別項目を除いた1株利益は0.87ドルで、アナリスト予想平均の0.83ドルを上回った。
売上高も、リフィニティブIBESデータに基づくアナリスト予想平均118億3000万ドルを上回り、118億8000万ドルとなった。前年同期は114億5000万ドルだった。
TモバイルUSとソフトバンクグループ傘下の同業スプリント (N:S)は、合併計画を巡る訴訟の最終弁論を終え、判決を待っている。[nL4N29L0AH]
ジョン・レジャー最高経営責任者(CEO)は会見で判決について「前向きな結果を引き続き確信している」と語った。同氏CEOは4月に退任し、マイク・シーベルト最高執行責任者(COO)が後任となる。
TモバイルUSは昨年12月、第5世代(5G)移動通信サービスを導入。同サービスは現在、全米の2億人をカバーしていると明らかにした。
第4・四半期の解約率は1.01%。コーウェンのアナリスト予想の0.95%を上回った。
2020年の新規契約者数については、スプリントとの合併を加味しない場合でも、260万─360万人のポストペイド(後払い)プラン契約の純増が見込まれると見込んだ。