[台北 10日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)の供給業者である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業 (TW:2317)が中国政府から中国南部の深セン市の主要工場の操業再開許可を得たことが10日、関係筋の話で明らかになった。
関係筋によると、鴻海の深セン市の従業員の約10%に当たる約2万人が10日付で深セン市の職場に復帰した。
ロイターはこの件に関して鴻海からコメントは得られていない。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国最大の製造拠点の1つである江蘇省は域内の企業に対し、少なくとも2月8日まで、上海市内では2月9日まで操業を停止するよう通達。広東省の東莞市は2月10日まで操業しないよう指示していた。
鴻海の中国北部の鄭州市にある主要工場はすでに操業再開許可を受けていることが、関係筋の話でこれまで明らかになっている。