🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

ソフトバンクG株取得の米ファンド、自社株買いの基本方針は一致=孫社長

発行済 2020-02-12 19:26
更新済 2020-02-12 19:31
ソフトバンクG株取得の米ファンド、自社株買いの基本方針は一致=孫社長
9983
-
9984
-
BABA
-

[東京 12日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)の孫正義会長兼社長は12日の決算会見で、米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが同社株式を取得し経営改革を要求していると伝わっていることに触れ「余裕資金で自社株買いをする基本方針は一致する」と述べた。

もっとも、規模や時期については「どのぐらい、いつするかは、社債の格付けもバランスとしてしっかり保たないといけない。トータルバランス」と述べるにとどめた。原資として保有するアリババ (N:BABA)株式の売却がとりざたされているが、孫社長はこれを否定。売上高や利益、フリーキャッシュフローがそれぞれ足元でも40%程度伸びているとし「今後も伸びる余地がある。慌てて売る必要はないのではないか」とした。

傘下のビジョン・ファンドのガバナンスや透明性を高める取り組みも進めていく考えを示した。ファーストリテイリング (T:9983)の柳井正会長兼社長が昨年末に社外取締役を退任したことについて「本業に専念したいといえば、返す言葉がなかったというのが実態」と説明。社外取締役の選出は進めていたところだとし「6月の定時総会までにしたい」と述べた。

孫社長は、ビジョン・ファンド2で10社前後の新たな投資を準備していると明かしたが「(大規模な損失を生じたシェアオフィス事業の米ウィー・ワークなど)反省も含めて、少し規模を縮小してやるべきだと思っている」と述べた。

「ブリッジファンド的にするのも一つの手」(孫社長)とし、1―2年は小規模な投資で実績を上げ「実績を持ってして、正式な2号ファンドを起こしていきたい。2段階ステップでやることを考え始めている」との考え方を述べた。

エリオットの経営陣とは2週間ほど前に直接対話し「忌憚(きたん)ない話をじっくりした」という。ソフトバンクGは株主に対して常に間口を開き、より良い経営のための提案なら積極的に取り入れるとのスタンスを説明。「意見が違う場合もあるだろうが、著名株主が仲間になることは大変ありがたい」と述べた。

関係筋によるとエリオットは、ソフトバンクGの株式約30億ドル相当を取得し、株価押し上げに向けた改革を要求している。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます