[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米ニューヨーク州は16日、ソフトバンクグループ (T:9984)傘下の米携帯通信4位スプリント (N:S)と同3位TモバイルUS (O:TMUS)の合併差し止めを求めて起こした訴訟の取り下げを明らかにした。合併を認める連邦地裁の判断に控訴しない方針という。
両社の合併を巡っては、ニューヨーク州やカリフォルニア州などの司法長官が、競争を妨げ、値上げにつながるとして合併差し止めを求めていた。
ニューヨーク州の司法長官は「顧客への最良の価格とサービスの提供、州全体におけるネットワークの構築、高賃金の雇用創出を確実にするため、あらゆる当事者と協力」することに期待を示した。
ニューヨーク州南部地区連邦地裁は11日、両社の合併を認める判断を示した。
カリフォルニア州司法長官の事務所は、地裁の判断の精査と選択肢の検討を行っていると明らかにした。
訴訟を起こしていた残り11州とコロンビア特別区は現時点で、コメントを求めた取材に応じていない。
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