[上海 20日 ロイター] - 中国のパソコンメーカー、レノボ・グループ(聯想集団) (HK:0992)が20日に発表した第3・四半期(2019年10─12月)決算は、純利益が予想を上回り、売上高は過去最高に達した。一方、新型コロナウイルスについて、短期的な不安定性や試練に直面していると警告した。
レノボは、新型ウイルスの感染の中心地である武漢市に工場を持っている。そこでは操業停止が続いているが、深センや合肥の工場では今月10日に稼働を再開した。
レノボは「当社の中国の工場は大半が再開し、限定的な操業を行っている。しかし、各国の当社のサプライヤーや流通業者への影響は続いている」とした上で「当社は、世界規模で製造能力を持つグローバル企業としての力を生かし、供給面の課題に対処できる」と強調した。
PCやスマートデバイスへの需要が好調で、10─12月期の純利益は11%増の2億5800万ドル。リフィニティブのデータによると、7人のアナリストの予想の平均2億2300万ドルを上回った。
売上高は前年同期の140億ドルから141億ドルに増加した。アナリスト10人の予想の平均は136億ドルだった。