[上海 24日 ロイター] - 中国工業情報化省は24日公表の文書で、地方当局に対し、次世代通信規格「5G」のネットワーク整備や新型コロナウイルスの影響を抑えるための5Gアプリの開発を加速するよう指示した。
同国では新型コロナ感染拡大の影響で2月に5G基地局の建設が停止し、光ファイバー工場も操業が止まっていた。
文書は18項目の指示で構成されており、5Gのスマート医療システムを構築し、「5Gの利用を新型コロナ流行との戦いのために最適化し、推進する」よう求める内容が含まれた。
また、産業向けに5Gの仮想現実(VR)アプリを開発するよう地方当局に求めた。
同省によると、中国では2019年に5G基地局が13万カ所設置された。
アナリストらは、基地局が今年、60万カ所以上に達すると予想している。