[8日 ロイター] - ビデオ会議システムの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ (O:ZM)は、急成長する同社アプリの個人情報保護とセキュリティーの改善を図るため、米フェイスブックの最高セキュリティー責任者だったアレックス・ステイモス氏を起用した。
新型コロナウイルス対策で世界的に外出制限措置が取られる中で、ビデオ会議システムの需要は急増している。
しかしズームのアプリを巡っては個人情報保護やセキュリティー面で懸念が広がっている。
アルファベット (O:GOOGL)傘下の米グーグルは、社内のラップトップパソコンからズームのデスクトップ版を利用することを禁止した。またカリフォルニアのバークリー高校も、パスワードで保護されたビデオ会議に不適切な画像が入り込む事件が起きたため、ズームの利用を中止した。高校が保護者に宛てた書簡をロイターが入手した。