[パリ 9日 ロイター] - フランス競争委員会は9日、米グーグルに対し、フランスの出版社・報道機関のコンテンツを再利用する際に利用料を支払う必要があるとの見解を示した。
グーグルは競争委員会の決定に従うと表明した。競争委員会はフランスの報道機関の訴えを受けて今回の判断を示した。
競争委員会は「グーグルの慣行は報道機関に深刻で直接的な悪影響を及ぼしている。グーグルの慣行により出版社・報道機関の経済状況はぜい弱になる」と表明した。
アルファベット (O:GOOGL)傘下のグーグルは昨年、欧州の新たな著作権法に従い、欧州の報道機関のニュースの抜粋を検索結果に示すことを中止すると表明していた。
グーグルの幹部は「昨年、欧州の改正著作権法がフランスで施行されて以来、ニュースへのサポートと投資を増やすために出版社と協力してきた」と表明した。