[ロンドン 21日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]が21日発表した第1・四半期の売上高は約1%増の1822億元(257億2000万ドル)になった。売上高の伸び率は前年同期の39%に比べ急激に縮小した。
純利益率は前年同期の約8%から7.3%に低下した。純利益や携帯電話の出荷台数は公表していない。
同社幹部は「売上高の伸び率は鈍化したが、米国による禁輸措置や新型コロナウイルスの感染という現在の事業環境を考慮すると、耐性があると言える」と述べた。
新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)について同幹部は、短期的・長期的な影響を測るのは困難だと述べた。
また、欧州諸国にマスクをはじめとする医療品の寄付を行っていることに関連し、ビジネスにつなげようという下心はないと批判を一蹴した。
関係筋によると、米政府は、ファーウェイへの半導体供給を制限するため一段の措置を準備している。同幹部は、新たな規制は経済的に意味をなさない、と述べた。