[ワシントン/サンフランシスコ 22日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は、セキュリティー会社が発見したiPhone(アイフォーン)とiPad(アイパッド)のメールソフトに関する不具合の修正に乗り出している。
この不具合はサンフランシスコを拠点とするモバイルセキュリティー会社ZecOpsが、顧客が昨年終盤にハッキングされた事案を調査中に見つけ出した。ZecOpsのアブラハム最高経営責任者(CEO)によると、これを利用したハッキングが少なくとも6件はあった形跡があるという。
アブラハム氏は具体的な手口について、ある日端末に空メールが届くと端末が強制的にリセットされたり、正常に動かなくなり、ハッカーが端末所有者の写真や詳しいデータを盗み出せるようになると説明した。
アップルの広報担当者は、iPhoneとiPadのメールソフトに脆弱性があることを認めた上で、現在対策を講じており、近くアップデートを配布すると述べた。