[シンガポール 15日 ロイター] - 米フェイスブック (O:FB)が主導する暗号資産(仮想通貨)「リブラ」導入計画にシンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングス (TEM.UL)が加わったことが分かった。
リブラの運営団体であるリブラ協会が14日に明らかにした。
リブラ構想を巡ってはマスターカード (N:MA)やビザ (N:V)、ペイパル リブラ協会はテマセクの参加について、アジアに軸足を置く投資家として「他と異なる見地」を提供すると歓迎した。リブラ協会はこのほか仮想通貨投資会社とプライベートエクイティ(PE)の2社の加盟も発表した。 テマセク・インターナショナルの副最高経営責任者(CEO)、Chia Song Hwee氏はこれとは別の声明で、「ブロックチェーン技術は、費用効率の向上や新規事業機会の創出、金融包摂の加速を通じ、決済ネットワークにおいて変革的な役割を果たすことができる」との見方を示した。