[26日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)傘下の英半導体設計大手ARMは26日、アンドロイド端末向けの新技術を発表した。
ビデオゲームなど一部のタスクの処理能力で、アップル (O:AAPL)のiPhoneに追いつくことが可能になるという。
ARMの技術は、iPhoneとアンドロイド端末の双方のプロセッサーで利用されているが、アップルは中核部の「コア」についてARMの技術を大幅にカスタマイズしている。アンドロイド端末では、ARMの設計に近い形とすることが多い。
近年のスマートフォンは、高性能のコアと省電力用のコアを組み合わせる設計となっているが、iPhoneでは、他社よりも大きな高性能のコアが少なくとも1つ搭載されているとみられ、ビデオゲームなどシングルスレッド・タスクでアンドロイド端末を上回るピーク速度を実現している。
ARMが今回発表した新技術は「CortexーX1」。同社は半導体メーカーと協力して、アンドロイド搭載スマートフォンの上位機種向けに高性能のコアを提供する。
アンドロイド端末向けのゲームを開発する企業にも、この新技術を活用するツールを提供するという。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20200527T011226+0000