[5日 ロイター] - 米フェイスブック (O:FB)は5日、白人警官による黒人男性暴行死の抗議デモに対する国外からの干渉は今のところ見られないと明らかにした。
サイバーセキュリティー対策部門責任者のナサニエル・グレイチャー氏は記者団に対し「われわれは積極的に調査を進めてきたが、抗議活動を標的とする海外からの干渉や国内の組織的な行動はまだ見つかっていない」と指摘。「明確な証拠がないまま、海外から干渉があったと早急に結論付けることがないよう警告する」と述べた。
バー米司法長官は4日、黒人男性死亡事件を受け、極左運動「アンティファ(反ファシズム)」などの「過激な扇動者」や海外グループが米社会の分断拡大を図っていると述べていた。
グレイチャー氏は「外国政府と関連のあるハッカー集団などの一部が、この特殊な状況に注目し、あらゆる方法で状況を悪化させようとするだろう」とし、フェイスブックは政府当局と連絡を取り合っているとした。
ツイッター (N:TWTR)は5日、バー長官の発言に対するコメントを控えた。