[ロンドン 10日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は10日、西側諸国は中国の台頭を無視することはできないと述べ、英国政府が第5世代(5G)通信網における中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の役割を見直したことは重要と指摘した。
ストルテンベルグ氏はBBCラジオに5G通信網が安全なものになるよう英国政府が設計することを確信しているとし、それをどのように実現するか検討することが重要と述べた。
ジョンソン英首相は1月、5G通信網にファーウェイの参入を限定的に容な形で容認すると発表した。英国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)は対中関係の広範な見直しの一環として、この決定に対する米国の制裁がどのような影響をもたらすか分析している。
ストルテンベルグ氏は「中国は北極でわれわれに迫っている。欧州の重要なインフラに大規模な投資を行っている。もちろんサイバー空間でも活動している」と指摘した。