[サンフランシスコ 22日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は22日に開幕した年次開発者会議(WWDC)で、パソコン「Mac(マック)」に自社開発のメインプロセッサーを採用すると発表した。新製品は年内に出荷される。米インテルから15年にわたって旗艦商品向けに半導体提供を受けてきたが、その依存関係が終りを迎えることになる。
アップルのクック最高経営責任者(CEO)は基調講演で、シリコンチップはハードウエアの心臓部に当たるとし、「世界レベルのシリコンチップ設計チームを持つことはゲームチェンジャーになるということだ」と強調した。
iPhoneやiPadはすでに自社製チップを使用しているが、今後はMacも同様になる。クック氏はMacの自社製チップ切り替えは約2年かかるという見通しを示した。
アップル株はこの日、2.6%高で終了した。