[29日 ロイター] - 米投稿型ソーシャルサイトのレディットは29日、トランプ大統領の支持者が利用していた掲示板を閉鎖した。アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)のライブ動画配信プラットフォーム、ツイッチも、トランプ氏の公式チャンネルの配信を停止した。いずれもヘイトスピーチ規定違反を理由としている。
レディットのスティーブ・ハフマン最高経営責任者(CEO)は、ヘイトスピーチをあおる人やコミュニティーの掲示板利用を禁止するようにコンテンツ運営方針を変更したと説明した。こうした変更により、約2000の掲示板を規制したという。
ハフマン氏は「レディットにおける全てのコミュニティーは誠意を持って、われわれのコンテンツ方針に従わなければならない。トランプ氏支持者の掲示板は、そうしたあらゆる機会があったにもかかわらず方針に応じなかったため、閉鎖した」と経緯を明らかにした。
ツイッチは、トランプ氏のアカウントから発信された2つの動画が規定に反したと指摘。1つは2016年の大統領選の際に、トランプ氏がメキシコは米国に「強姦犯」を送り込んでいると発言している様子で、もう1つは今月の集会でやはりトランプ氏が中南米系の人々に対する偏見を助長するような言動が収められていた。
ツイッチの広報担当者は「ツイッチではヘイト行為は許されない」と述べ、問題のコンテンツを削除したと付け加えた。