[パリ 5日 ロイター] - フランスの国家情報通信システムセキュリティ(ANSSI)のトップは仏レゼコー紙とのインタビューで、次世代高速通信「5G」の導入にあたり通信会社の中国の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL] の通信機器採用を全面的には禁止はしないが、現在同社製品を使っていない場合は、あえて採用すべきでないとの考えを示した。
米国はファーウェイの機器が中国政府のスパイ活動に使われる可能性があるとして5Gのインフラ整備で同社を排除するよう同盟国に求めている。
国内通信4社のうち、ブイグ・テレコム (PA:BOUY)とアルティス (AS:ATCA)は現在のモバイル通信網でファーウェイ関連の製品を50%程度使っている。
ANSSIのGuillaume Poupard氏は、既にファーウェイを採用している企業については、3─8年間は製品を使い続ける許可を出していると説明した。
一方、国営のオレンジ (PA:ORAN)は、欧州でファーウェイと競合するノキア (HE:NOKIA)とエリクソン (ST:ERICb)の製品採用を既に決めている。