[ミラノ 20日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL] のイタリア法人のトップは、次世代通信規格「5G」用の機器を巡る入札で排除されたものの、今後もテレコム・イタリア(TIM) (MI:TLIT)との仕事を続ける考えを示した。現地紙が20日報じた。
ルイジ・デ・ベッキス氏は、ファーウェイを5G入札から外す英国の決定は「技術的ではなく、地政学的」だったが、テレコム・イタリアの決定は異なると強調。[nL3N2EK0JL]
「われわれは決定を尊重する。政治的ではなく商業上の判断だからだ」と指摘。「もちろん残念だが、今後もTIM、そしてボーダフォンや他社との仕事を続ける」と語った。
米政府は、中国への情報漏えいの懸念から、次世代通信網構築でファーウェイを外すよう同盟国に圧力をかけている。