[チューリヒ 20日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)がスイスの金融大手クレディ・スイス (S:CSGN)のサプライチェーン・ファイナンスファンドに対する5億ドルを超える投資を引き揚げたことが複数の関係筋の話で明らかになった。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は先月、ソフトバンクがクレディ・スイスのファンドに5億ドルを投資し、その後、ファンドがソフトバンクの関与するグリーンシル・キャピタルが選んだ資産に投資したと報道。これを受け、クレディ・スイスは調査に着手していた。
クレディ・スイスは20日、投資家宛てのメモで、サプライチェーン・ファイナンスファンドの投資ガイドラインを変更するとし、4月にある投資家との合意を解消したことを明らかにした。
関係筋は、合意を解消した投資家はソフトバンクで、同社はファンドから投資を引き揚げたと明らかにした。
この件に関して、ソフトバンクはコメントを控えている。