[ブリュッセル 27日 ロイター] - 米フェイスブック (O:FB)は27日、欧州の規制当局が同社の個人情報保護などを巡る調査に当たり、重要な個人データなど必要以上の情報を要求しているとして訴えを起こした。
欧州連合(EU)競争当局は昨年からフェイスブックを調査しており、個人情報の扱いのほか、2016年に始まったユーザー同士による商品売買サービスを対象としている。
フェイスブックはこれまでに、170万ページに相当する31万5000件の文書を欧州委員会に提出。同社の担当者は、欧州委から従業員の医療情報や個人的な財務文書、家族構成などの個人情報を求められており、調査とは無関係だと説明。こうした要求がEU裁判所で審理されるべきだとした。
一方、欧州委側は裁判で争う構えを示した。