[ブリュッセル 28日 ロイター] - 米交流サイト大手フェイスブック (O:FB)が欧州連合(EU)規制当局による個人情報保護などを巡る調査で不当な情報開示を要求されているとして起こした訴訟で、EUの一般裁判所は同社の請求を認め、情報開示の一時差し止めを命じた。
決定は24日付。一般裁は「同社の経営陣や従業員のプライバシーに関する基本的な権利を侵害する形で問題となる情報が開示される状況を防ぐ」とした上で、EU側の主張を聞いた上で最終的な判断を下すとした。
関係者によると、EU当局は「大問題」「閉鎖」「われわれに不利」など約2500の検索語句が文書に記載されていないか調査しているが、こうした文言は従業員の健康情報や求人資料に含まれている可能性があるという。