[シンガポール 30日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)は30日、アジア拠点の香港移転計画を見合わせ、現状のシンガポールでの営業を少なくとも2022年12月まで延長すると明らかにした。
今回の移転凍結について、同社は5月に協議されたもので、相乗りサービスへの規制問題について進展が見られなかったことが背景としている。中国による香港の国家安全維持法施行に関するコメントは控えた。
同法施行で、国際ビジネスハブとしての香港の将来に対する懸念が広がっている。香港に拠点をおく国際ハイテク企業の間では、同法により中国政府がデータへのアクセスやコンテンツの検閲を行なうことが可能になるのではないかと懸念している。