[台北 12日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業 (TW:2317)が発表した第2・四半期決算は、純利益が予想を上回った。スマートフォンの販売は鈍化したが、新型コロナウイルスの流行で在宅勤務関連の需要が拡大した。
第2・四半期の純利益は229億台湾ドル(7億7854万ドル)。ロイターの算出によると、前年同期比で約34%の増益。リフィニティブがまとめた市場予想の179億5000万台湾ドルを上回った。
調査会社IDCによると、第2・四半期の世界のスマートフォン出荷は前年同期比で16%減少した。
ただアナリストは、取引先のアップル (0:AAPL)が今年秋に発表するiPhoneの新製品で、鴻海の売上高が回復するとの見通しを示している。
KGI証券(台北)は、鴻海が新型iPhoneの70%以上を組み立てる可能性があり、第4・四半期の売上高の回復につながると分析している。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20200812T084627+0000