[20日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング (N:BABA)が20日発表した第1・四半期(6月まで)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンラインショッピングや在宅勤務が広がり、コアコマース事業やクラウドコンピューティング事業が好調だった。
コアコマース事業の売上高は34%増の1333億2000万元(192億7000万ドル)。
武衛(マギー・ウー)最高財務責任者(CFO)は声明で、「国内のコアコマース事業は全面的に新型コロナ危機前の水準まで完全に回復し、クラウドコンピューティング事業の売上高は前年比59%増となった」と述べた。
普通株主に帰属する純利益は212億5000万元から475億9000万元に増加した。
一時項目を除く1米国預託株式(ADS)当たり利益は14.82元。リフィニティブのアナリスト予想は13.78元だった。
総売上高は約34%増の1537億5000万元。伸び率は前年同期の42%増から鈍化したが、アナリスト予想の1477億7000万元は上回った。