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米AT&T、広告部門の売却を模索=関係筋

発行済 2020-09-02 14:29
更新済 2020-09-02 14:36
© Reuters. 米AT&T、広告部門の売却を模索=関係筋

[1日 ロイター] - 米通信大手AT&T (N:T)が広告部門「ザンダー(Xandr)」の売却を模索していることがわかった。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

7月に就任したばかりのジョン・スタンキー最高経営責任者(CEO)は、約1520億ドルに及ぶ負債の圧縮に向け、グループの資産見直しを行っている。

売却交渉は初期の段階にあり、必ずしも売却に至るとは限らない。同関係筋は、AT&Tはアニメ配信サービス「クランチロール」は温存したい意向だとした。コンテンツ重視の戦略に沿うためという。

AT&Tはコメントを控えた。

AT&Tは2018年、「ザンダー」の前身となるインターネット広告企業の「AppNexus」を16億ドルで買収。テレビ視聴データなどを活用した広告を手掛ける「ザンダー」を創業した。

「AppNexus」の元幹部で現在は別のネット広告企業を経営するアリ・パパロ氏は、「ザンダー」の企業規模が大きく、デジタル広告の規制に関する懸念も高まっていることから、現状では売却は極めて困難との見方を示した。

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