[ワシントン 4日 ロイター] - 米トランプ政権は中国の半導体受託生産(ファウンドリー)大手、中芯国際集成電路製造(SMIC) (HK:0981)を事実上の禁輸リストである「エンティティー・リスト」に加えるかどうか検討している。国防総省高官が4日、明らかにした。
同省の報道官はこの問題について他の省庁と調整していると明らかにした。
在ワシントンの中国大使館はコメントの要請に応じていない。
関係筋によると、国防総省は今週、商務省が主導し国務省やエネルギー省の担当者も加わるパネルに対し、SMICをエンティティーリストに加えるよう提案した。
リストに載ると米サプライヤーは部品の供給が困難になり、業界筋はラム・リサーチ (O:LRCX)、KLA (O:KLAC)、アプライド・マテリアルズ (O:AMAT)などが影響を受けると指摘している。
国防総省高官はSMICに対する措置の理由を明らかにしていない。別の米政府高官は同社と中国軍の関係について調査が行われていると説明した。
SMICは5日、声明で「大きなショック」を受けていると表明。誤解を解くため、米政府機関と協議する用意があると述べた。
同社は、中国軍との関係は一切ないともコメントした。
*内容を追加しました。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20200906T010443+0000