[11日 ロイター] - 北京字節跳動科技(バイトダンス)はシンガポールへの本社移転に伴い同国に数十億ドルを投資するほか、数百人を採用する。関係筋が11日、ロイターに明らかにした。
また非常時に備えて米国のデータをバックアップするためにシンガポールでサーバーの購入を増やすという。
関係筋はこうしたプロジェクトを盛り込んだ3年計画を2019年に開始したと述べた。
バイトダンス傘下の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」 によると、米国のユーザーのデータは全て米国内に保存し、シンガポールにバックアップを置いている。
ブルームバーグはバイトダンスが国際戦略の下でシンガポールをアジアの拠点にし、同国にデーターセンターを設置すると報じていたが、関係筋はロイターに、まだ決定を下していないと明らかにした。
別の関係者はTikTokが今年、一部のエンジニアを中国から移したと述べた。