[ワシントン/ニューヨーク 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、中国・北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下の短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を巡り米ソフトウエア大手オラクル (N:ORCL)が合意間近だと聞いていると述べた。
一方、関係筋によると、バイトダンスはティックトックの過半数株式維持を目指しているという。
トランプ大統領はバイトダンスにティックトックの米事業売却を命じ、売却しなければ20日にも米国で同サービスを禁止すると警告している。
だが関係筋によると、バイトダンスはティックトックのグローバル事業の過半数株式を維持し、米国にティックトックの拠点を置くことを提案しているという。ムニューシン財務長官は14日、バイトダンスの提案に米国での2万人の雇用創出が含まれていると明らかにしている。
関係筋によると、オラクルはバイトダンスの技術パートナーとなり、ティックトックのデータ管理を引き受けるほか、ティックトックの少数株式を取得するという。
トランプ大統領は「合意が非常に近いと聞いた」とし、自身はオラクルのラリー・エリソン会長のファンだと語った。その上で、合意がまとまれば精査すると述べた。
関係筋によると、ムニューシン財務長官とロス商務長官は15日にホワイトハウスでバイトダンスの提案内容を検討しているという。