[ロンドン 22日 ロイター] - 英デジタル・文化・メディア・スポーツ省のダインネージ閣外相は22日、米半導体大手エヌビディア (O:NVDA)への英半導体設計企業アーム・ホールディングス売却について、英ケンブリッジのアーム本社や雇用を維持する約束などへの影響を政府として精査していると明らかにした。
ダインネージ氏は議会で「(売却による)あらゆる影響、将来への潜在的な影響を把握するため現在取り組んでおり、それを基にどのような措置を取るか検討する」と述べた。
ソフトバンクグループ(SBG) (T:9984)は今月、アームの全株式を最大400億ドルでエヌビディアに売却することで最終契約したと発表した。
ダインネージ氏は、アームを英企業として存続させるというSBGとエヌビディアの約束を「極めて慎重に」検証するとし、政府は当事者らとすでに協議を行ったと明らかにした。
その上で、本件に介入するかどうかは、情報を精査した上でデジタル相が判断するとした。
SBGは2016年にアームを買収した際、ケンブリッジのアーム本社を維持し、雇用を拡大することを約束した。
エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)も同様のコメントをしている。
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