[上海 23日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の郭平(グオ・ピン)輪番会長は23日、同社の供給網が米国の「攻撃」にさらされていると批判し、米政府に半導体の輸出規制を見直すよう求めた。規制は世界中のサプライヤーに損害を与えているとした。
郭氏は同社主催のイベントの合間に記者団に対し「米国は3回にわたって規制を強化し、我々の生産や事業展開に大きな障害をもたらしている」と述べた。
米政府は安全保障上の懸念を理由としているが、ファーウェイ側は再三、そのリスクを否定している。
郭輪番会長によるとファーウェイは、第5世代(5G)移動通信網を含め企業間取引には十分な半導体在庫を有しているが、スマートフォン向け半導体在庫には米の輸出規制の影響が出始めている。
同輪番会長は「米政府が政策を再考するよう望む。米政府の許可が得られるなら、我々は米企業から製品を購入し続けたいと考えている」と述べた。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20200923T073731+0000