[ワシントン 23日 ロイター] - 中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は23日、同社アプリの新規ダウンロードを27日から禁止するトランプ米大統領の命令について、米国の裁判所に差し止めを請求した。
サンフランシスコの連邦地裁は19日、中国インターネット大手テンセント(騰訊控股) (HK:0700)傘下の微信(ウィーチャット)に対する同様の大統領令の執行を差し止める仮処分を決定している。
米政府内では、ティックトックを利用している最大1億人の米国人のデータが中国共産党に提供されている恐れがあるとの懸念が広がり、大統領令の発出につながった。ただティックトックは、この命令は「純粋な安全保障上の不安ではなく、間近に迫ってきた選挙に絡む政治的な思惑が動機になっている」と指摘した。