[ロンドン 28日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)は28日、英ロンドン市の営業許可回復を求めた裁判で勝訴した。ロンドン市交通当局(TfL)は安全上の懸念から2019年に営業許可を更新しなかったが、裁判ではウーバーが適正な事業者との判断が下された。
ウーバーを巡っては、運転手が必要な資格証明を持っていないことが問題化、ロンドン交通当局は2017年も営業許可を与えなかった。ウーバーはこの時も裁判を起こし、暫定ベースで許可を得ていた。
判事はこの日の判決で、過去に問題があったものの、現在はウーバーがハイヤー事業免許を有するのにふさわしいとし、1年半の営業継続を認めた。
ウーバーの欧州北部・東部地域責任者は判決について、「ウーバーの安全への約束を認めるもので、TfLに共に建設的に取り組んでいく」と述べた。
カーン市長は「TfLがウーバーを緊密に監視し、乗客の安全を守るための厳格な基準を満たしていない場合、迅速に行動を取ることを躊躇しないとロンドン市民に確約する」と述べた。
序盤の米国市場で、ウーバーの株価は約5.7%上昇した。
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