[上海 26日 ロイター] - 中国サイバー管理局(CAC)は26日、モバイル端末向けブラウザー(閲覧ソフト)の規制強化に乗り出すと表明した。社会の混乱を引き起こすような情報を広めている問題に対処するとしている。
CACは「これまでにモバイル・ブラウザーは野蛮な方法で成長し、『セルフメディア』が生み出す混乱を集積し、拡散する場所になっている」と指摘した。2018年に独立系ニュースプロバイダーが開設したソーシャルメディアのアカウントを取り締まる際にも、同じような表現を用いた。
今回規制強化の対象となるのは、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]やアリババ・グループ・ホールディング (HK:9988)、小米科技(シャオミ) (HK:1810)などが運営するブラウザー。こうしたブラウザーに27日から11月9日までの2週間で、うわさの流布やセンセーショナルな記事の見出し、社会主義の革新的な価値を損なうコンテンツといった問題を「自己検閲」するよう促した。
CACは、自己検閲後も明らかな問題が残るブラウザーに対しては、厳格な法と規制が適用されると警告している。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201026T232916+0000