[上海/台北 9日 ロイター] - 米アップル (O:AAPL)は9日、学生の勤労に関する行動規範に違反したとして、台湾の主要サプライヤー、和碩聯合科技(ペガトロン) (TW:4938)との新規取引を停止すると発表した。
アップルによると、ペガトロンは学生勤労者の分類を誤り、それを隠すために書類を偽造した。専攻に無関係の仕事をやらせた例もあったという。
アップルは「数週間前、ペガトロンが学生向けの勤労・研究プログラムの管理において、サプライヤーの行動規範に違反したことを発見した。今後ペガトロンは、必要な改善作業を完了するまでアップルとの新たな取引はない」と声明を発表した。
強制労働や法定年齢未満の就労の証拠は見つからなかった。ペガトロンは直接の担当だった幹部を解雇している。