[東京 27日 ロイター] - 総務省は27日、第5世代(5G)の次の世代の通信網(6G)をにらんで産学官が共同して知財取得や国際標準化を戦略的に推進することを目的とする「Beyond 5G 新経営戦略センター」を立ち上げると発表した。日本の技術を世界でのビジネス展開につなげるねらい。
国内外の最新動向の調査や、それを踏まえた具体的な取り組み方針の検討、専門家データベースの構築、アドバイザーの派遣などを進める。5Gでは米中韓を中心に海外企業が知財取得に力を入れており競争が激しいことを踏まえ、6Gを見据えて日本企業の取り組みを後押しする。
共同センター長には森川博之東大大学院教授、柳川範之東大大学院教授が就く。事務局は情報通信研究機構(NICT)が担う。「Beyond 5G 推進戦略」の一環で、推進母体となる「Beyond 5G 推進コンソーシアム」と併せ、年内設置の予定。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201127T021946+0000