[香港 2日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手、京東商城(JDドットコム)のオンライン・ヘルスケア部門、JDヘルス・インターナショナルは、香港での新規株式公開(IPO)の価格を1株当たり70.58香港ドル(9.10ドル)と、仮条件の上限に設定した。タームシートで明らかになった。
調達額は約34億8000万ドルで、香港でのIPOとしては今年最大の規模となった。
JDヘルスは公開価格の仮条件を62.80─70.58香港ドルとしていた。70.58香港ドルで試算した同社の企業価値は290億ドル近くとなる。
JDヘルスは今回3億8190万株を公開。グリーンシューオプションが行使されれば調達額は最大40億ドルとなる。
リフィニティブのデータによると、香港の今年のIPO調達額はJDヘルスを含めて250億ドルを超え、10年ぶりの高水準となる見通し。香港で重複上場した企業も含めると、調達額は391億ドルとなる。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201202T030746+0000