[14日 ロイター] - コンピュータゲーム販売の米エレクトロニック・アーツ(EA)は14日、同業の英コードマスターズの買収で合意したと発表した。12億ドル規模となる。
コードマスターズは米テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアとの買収合意を撤回する。
0845GMT(日本時間午後5時45分)時点で、コードマスターズの株価は18.7%高の637.84ペンス。EAが提案した604ペンスを上回っている。
コードマスターズは「F1」シリーズで知られるゲーム会社。新たな提案は、テイクツーの現金と株式による1株当たり485ペンスの買収案より優れていると判断したとしている。
テイクツーは状況を検討しているとコメントした。
EAは競合他社と同様、新型コロナウイルス流行による在宅時間増加の恩恵を受けてきた。ただ、来年はワクチン接種の拡大で状況が変わる可能性がある。
EAの提案は直近終値に13.1%上乗せした水準だった。買収は来年第1・四半期に完了する見込み。
シティのアナリストは、「コードマスターズは魅力的な資産が多い。中国のネットイース(網易)とも戦略的なつながりがあり、中国市場への直接のルートが開ける」と述べた。 OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201214T095156+0000