[東京 17日 ロイター] - 東芝は17日、同社が今後5年間で1兆円を投資するとの報道を受けてリリースを公表し、「具体的な投資内容を決定しているわけではない」と説明した。
同社は11月に発表した、2021年度から5年間のキャピタルアロケーションについての計画の中で、自己株式取得を含む1兆円規模の戦略投資枠を確保するとしていたが、現時点では「具体的な投資案件を策定しているわけではなく、引き続き検討中」だという。
その上で、企業価値最大化の観点から、株主総利回り(TSR)向上に資する最適なキャピタルアロケーションについて検討していくとしている。
日本経済新聞は17日、東芝がこれまで優先してきた財務改善から、借入金も活用した「攻めの経営」に転じるとして、今後5年間でM&A(合併・買収)などに1兆円を投資すると報じた。
(田中志保) OLJPTEC Reuters Japan Online Report Technology News 20201217T022235+0000