[東京 21日 ロイター] - ソフトバンクが、データ通信量20ギガバイトで月額2980円とする携帯電話の新料金プランを導入することで最終調整していることが分かった。来年3月にも開始する。関係筋が21日に明らかにした。
NTTドコモの新プラン「ahamo(アハモ)」と通信量や料金を合わせ、対抗姿勢を鮮明にする。ソフトバンクは22日に新料金プランを発表する。
関係筋によれば、ソフトバンクは格安スマホを手掛ける傘下の「LINEモバイル」を吸収合併した上で、ソフトバンクとして新プランを提供する案を軸に調整している。オンラインのみで契約を受け付け、コストを抑える。
ソフトバンク広報部はロイターの取材に対し、「当社が発表したものではなく、コメントは控える」としている。
菅義偉政権による携帯電話料金の値下げ要請を受け、大手通信会社は次々と低料金プランを打ち出している。KDDIも1月に新料金を発表する方向で調整している。
(平田紀之)