[18日 ロイター] - フェイスブック傘下で対話アプリを運営するワッツアップは18日、プライバシー規約を変更する計画が波紋を呼んでいる問題について、予定通り変更を行うと表明した。ただ、利用者が「各自のペース」で新たな規約を確認することを認め、補足情報も表示するとした。
規約変更によってフェイスブックとその子会社が利用者の電話番号や位置などのデータを集めることが可能になる。この方針について世界各地の利用者の間で動揺が広がり、テレグラムやシグナルといった競合社にユーザーが流れる結果を招いた。
ワッツアップはこれを受けて規約変更を2月から5月に延期。変更は利用者が企業とメッセージを交わせるようにする狙いがあり、個人間の対話は引き続きエンド・ツー・エンドの暗号化技術が使われ、規約変更の影響を受けないと説明した。
最新のブログ投稿で同社は、ユーザーに規約変更の確認と同意を求める作業を開始すると説明。「われわれが聞き取った懸念に対応を図るため、追加情報も盛り込んだ」とした。